教育の現在そして未来

センター試験廃止について

毎年1月中旬になると、大学入試センター試験という、大学受験生にとっては受験の合否を左右するとても重要なイベントが待っています。
大学入試センター試験の日は必ず毎年雪の日と重なり、試験会場によっては交通機関の乱れから試験開始時間を遅らせる措置を採ったというニュースが全国を駆け巡ったりします。
そんなセンター試験が、近々、姿を変える予定であることが話題となっています。
大学入試改革を検討している政府の教育再生実行会議は、大学入試センター試験を廃止し、新に「達成度テスト(仮称)」の創設を提言する方針を固めました。
レベルや目的が異なる「基礎」と「発展」の2段階の試験を設け、いずれも高校在学中に複数回受験可能とすることを求めるそうです。
5年程度先をめどに導入される見通しとのことです。
実行会議では、センター試験を手直しした新テストと、高校生の基礎学力を把握する試験を別々に導入する方向で検討を進めてきましたが、これに対し、「高校生の負担となり、現場が混乱する」との異論があったため、「達成度テスト」として一本化し、大学入試のあり方を抜本的に見直すことにしたのだそうです。
高校在学中に複数回受験出来るというこの「達成度テスト」、良い点が取れるまで受けることを考えればメリットですが、しかし複数回受験することがスタンダードとなるのでしょうから、そう考えると高校生へのかなりの負担となり、かえって受験勉強偏重の競争を生みかねないこととなる可能性もあります。
文部科学省においては、運用について慎重に判断してもらいたいものです。
ところで、センター試験が廃止されるとなると、これからの大人は受験生に向かって、「私たちの頃はセンター試験というのがあってね・・・って、これ言うと歳がばれちゃうか」などと自虐ネタを言うことになるのでしょうか。
時代は変わってゆくものだとつくづく実感しますね。